私は子供好きですが、独身で子供がいません。ですのでよく姉夫婦の家に遊びに行き姪っ子と遊ぶ事が多くなりました。姪は今年から幼稚園にあがりましたが、嬉しいことにまだ私に懐いてくれています。ある日姉から連絡が入り、「ちょっと、子供迎えに行ってもらっていい?」との事でした。私は了承し、迎えに行く途中思いました。「あれ、姪は分かるけど、先生達は自分の事を分かるかな?怪しい人だと思われないかな?」と少し不安に思い姉に確認の連絡をしましたが、急用だったようで電話には出ませんでした。姪を待たせるわけにも行かないので、意を決してそのままお迎えに幼稚園に行きました。いつもの時間より大分遅れてしまっていたため、玄関で先生と手を繋いでうつむいている姪が目に入り急いで玄関に向かい、「遅れて申し訳ありません。親が急用になり、急遽私が迎えにきました」と急いで挨拶をすると、先生は少しきょとんとした様子で、「あの、お父さん、、、ではないですよね」と困惑したような顔をしていました。当然です。すると「あ、○○(私の名前)!遅い!」と私の手を握ってきました。姪は私の事を下の名前で呼ぶのですが、先生はそれを見てなぜか安心した様子で、「あ~パパさん、よく聞いてますよ」と笑顔で話してくれました。先生は続けて「姪っこちゃんはいつも園では、『私パパ2人いるの、○○(私の名前)っていうの』って言って遊んだこととかよく教えてくれるんですよ。本当に仲が良いんですね」と話してくれました。姉は相当急いでいたようで、園に連絡をいれていなかったようだったので、改めて私から姉に連絡を入れ、叔父が迎えに行く事を先生に確認してもらいました。一応身分証明書も確認してもらい、帰り際姪が「先生さようなら」と言うと先生が、「はい、さようなら、お父さん迎えに来てくれてよかったね」と言ってくれました。私も挨拶を済ませると、姪に「ありがとう」と伝えましたが、姪は何で?と言った表情で帰ってから何して遊ぶのかをひたすら考えていました。忘れられない一日になりました。
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