遠い昔の保育園の先生との思い出

私は3歳前の幼児クラスから年長までの約4年間、自宅から程近い距離の保育園に通っていました。比較的小さな保育園で、年長・年中・年少の年齢分けした3クラスと、姫路で痛くない胃カメラならどこから探しても3歳児未満の幼児クラスがあったと思います。保育園には珍しいカリキュラムで、例えば年長クラスでは既に国語(ひらがな・カタカナの読み書き)、算数(数字の覚え書き、足し算引き算などの計算も)をはじめ、体育、音楽、創作(美術の授業といったところでしょうか)なども外部教員を招いての授業がありました。一年を通して季節性の行事(豆まき七夕クリスマス等宗教問わず色々なイベントを学習を兼ねて行いました)や運動会、音楽会(市が主催するコンクールにも参加)にも力をいれていて、公立の保育園なのに大変高度なものを提供していたと感じます。もうエレメンタリースクールの中で神戸から先生は女性がメインで男性は数名しかいませんでしたが、1人の男性の先生は若くても厳しい先生としての印象が強く、私は年長になるまであまり良い印象がなかったのが本音です。しかし、年長になってからその男性の先生が学習の合間の休み時間やお昼の後の時間にクラスの子ども(10数名いたと思います)を集めてゲーム大会を開催するようになって、そこから先生の印象も明るいものになった記憶があります。ゲームに勝つと、先生が前日までにUFOキャッチャーで獲得した小さなぬいぐるみを景品としてもらえたりすることがあり、とても楽しい時間だったのを覚えています。年長クラスの担当の先生も当時まだ先生になりたての若い方でしたがお母さんのように大きな心と笑顔でどんなトラブルも円満に解決していくような方だったのが印象的でした。小さな子どもでも社会性が身につく保育園生活、授業中の厳しさと休み時間のカジュアルさのメリハリが子どもながら日々の生活や集団行動の中で大きな糧となっていて有効だったなと、今になって保育園生の頃に関わった全ての先生たちに感謝するとともに、尊敬の気持ちでいっぱいです。