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長男のイヤイヤ期に保育園の先生に言われたこと
長男は2歳から保育園から行ったのですが、入園後しばらくしての面談で先生に言われたことがとても心に残っています。2歳はかわいい盛りではあったけれど、イヤイヤ期がひどく育児で落ち込むこともよくありました。お父さんとはお風呂に入るのに、わたしとだと入ってくれない。夫の方がイヤイヤで機嫌が悪くなった息子のあしらいが上手い。1人目の子どもということもあり、自分は育児が下手なんだ、頑張っているのにいいお母さんになれない。育児について自信をなくすことが多く、もしかしたら面談の時も緊張した暗い顔をしていたのかもしれません。そんな私に先生が教えてくれたのが、保育園での長男のリアルな笑い話や先生から見た長男の姿でした。転んでしまったお友達の服についた砂を払おうとして、服をはたきすぎてお友達を泣かせてしまった。「抱っこして」とは言いに来ないけど、他の子を抱っこしていると遠巻きに見ていて、「抱っこしようか?」というと嬉しそうに抱っこされる意地っ張りなところがある等々。育児について直接アドバイスをもらったわけではないけれど、自分の他にも長男をずっと見ててくれる人がいる、ということがすごく嬉しくて、いままで張りつめていた気持ちが一気にほぐれました。最後に「大変な時期だとは思いますが、一緒に頑張りましょう」と言っていただいたのも、辛いときの心のお守りになりました。
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先生のおかげで大嫌いだった保育園に通えるようになりました。
私たちの家族は転勤などが続き息子が3歳になるまでに保育園を3回転園しました。最初の頃はまだ息子も友達関係などがきちんと築けていなかったということもあり、園を変わる事について否定的になる事はありませんでした。しかし3歳にもなると仲のよい友達などもでき、大好きな先生もいたため転園すると息子に伝えると大泣きで大変でした。新しい園に行ってしまえばすぐなれるだろうと思っていましたがそうわいかず毎朝起きるたびに私に今日は保育園ある日?と聞いてきてある日だよと答えると大泣きでいきたくない!と布団に籠っていました。その状況が一ヶ月位続いていたともいます。お菓子やおもちゃで息子の気を引いてなんとか保育園に連れて行って泣きじゃくって私にしがみつく息子を先生にお願いするのは申し訳なかったし、私もとっても辛かったです。それがだんだんと今日は保育園頑張ってみる。と自分から言い出すようになってきたのです。最初わたしはとてもびっくりしてなんで!?と聞いてみました。すると今日も先生と遊んであげなあかんけんなー。と少しはずかしそうに言っていました。保育園に送っていく際に先生に聞いてみると先生はいつも泣いてばかりいる息子となんとか話をしようと息子のカバンついていたキーホルダーのキャラクターを調べてそのアニメを見てくれたそうです。そのおかげで少しずつですが息子と話ができるようになってきました!と先生はニコニコ答えてくれました。私は息子のために先生がそこまでしてくれた事がとても嬉しくてこれからもこの先生に息子をお願いしたいなと思いました。
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幼稚園の先生と、子供が成人した今も繋がっていること
息子が幼稚園のとき、暴れん坊で、よく幼稚園に呼び出されていました。初めのころは大変だったのですが、息子が正義感から行動を起こしていることを分かって下さり、担任の先生は共感して頂き、とても仲良くなることができました。クリスマス会の企画について父母会で相談した時に、私と私の父で参加し、父はサンタクロースの衣装、私はなんと戦隊ものの黄色いスーツ(キレンジャー的な)を着て、劇をする、という企画が受けて、担任の先生を始めとして幼稚園の皆さんと一緒に作り上げることができ、とても楽しかった思い出です。その後、息子は卒園しましたが、娘が同じ幼稚園に入り、やはり暴れていましたが、温かく見守ってくれました。娘が卒園した後も、近所なので、よくお食事にいき、今度は女性として先輩である私の経験に頼ってくれる様な仲になりました。先生が結婚、出産した時にも相談してくれ、お話を聞いてあげることぐらいしかできないのですが、今では、息子が就職活動しており、娘は就職活動の準備をしているのですが、今度は就職活動の先輩として、先生の経験談をお聞きしたりしています。頼って、頼られて、の繰り返しですが、今でも素晴らしい関係で繋がっていることがとても嬉しく感じています。
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幼稚園で先生から教えてもらった人間関係。
幼稚園の頃、私は人見知りが酷い性格でした。
両親もそんな私の性格を改善しようと、親戚の同年代の子供に会わせていました。
しかし、意思の疎通が上手くいかずに泣いてしまうことが多かったそうです。
そんな私にも、幼稚園で仲の良い友達ができました。
女の子で、遊びや趣味の価値観が似ていることから意気投合。
それを良く思っていない男の子から、少しいじわるをされることがありました。
皆で運ぶ大きい机を私1人で運ぶように言う男の子。
だんだんと幼稚園に通うのが億劫になった頃、先生から話しかけられました。
「なんで最近ご飯を食べなくなったのかなって、心配なんだ。」
気づけば幼稚園で支給される給食を半分以上残していました。
「だって、A君がいじわるするから。Bちゃんと遊んじゃダメなのかなって。」
そう言うと、先生からはこのような話をされました。
自分が仲良くなりたい友達と仲良くすれば良い。
一緒にいて合わないな、ちょっと疲れるなと思う友達とは無理してまで付き合わなくて良い。
大人になった時、そのような人間関係の選択はもっと大事になる。
大人になった今、先生の言葉の意味がよく分かるようになりました。
大人になれば友達のみならず、恋人や配偶者など、人との関係性がどんどん変わっていく。
その中で合わない人と無理して関わることがどれだけ大変か。
幼稚園の頃、先生の言葉で仲の良い友達を大事にできて良かったと思えています。 -
わざわざそんな事で!?先生からの電話。
今年、末っ子甘えん坊の息子が幼稚園に入園した。面接の時から名前は言えない、先生の顔を見れない、お話できない等心配事は山のようにあった。それでも希望の幼稚園に入園できる事になり、入園式に向けて幼稚園の楽しさをなんとか伝えようとした。迎えた入園式当日は朝からてんやわんや。制服着たくない。行きたくない。なんとか連れて行ってもずっと泣き叫んで不機嫌で上履きも履けない。周りにも何人か泣いてる子はいたが、息子ほどではなかった。これからの息子の幼稚園生活はどうなるのか不安でしかなかった。しかし、思ってたより馴染むのは早かった。友達もできて楽しく遊べるようになったのか、入園して1ヶ月もする頃には早く幼稚園に行きたいと言うほどになった。息子の通う幼稚園は英語や体操、音楽指導等に力をいれていて、園生活に慣れてきた頃から徐々に始まっていった。しかし息子は教室のすみでじっとして、園の活動に参加しようとはしなかった。それでも回を重ねる度、担任の先生が声をかけてくれて「今日は少し参加できましたよ!」「今日はこれができるようになりました!」と送迎時に話してくれて、少しずつ参加できるようになってきた。ある日、いつものようにお迎えに行き、今日はこんな活動しました、と報告を受けて帰宅した。その日の夕方、園から電話が。息子が何かしでかしたのか!?と不安に思いつつ電話に出ると、担任の先生からだった。「先ほどお迎えの時にお伝えするの忘れてしまったのですが…」「すみません!うちの子何かやってしまいましたか?」「いえいえ、そういった事ではなく。今日息子くん、体操の時間を最初から最後まで参加できたんですよ!初めて全部参加できたので私も嬉しくて、お母さんにお伝えしなきゃと思っていたんです!すみません、お伝えするの忘れてしまって。」私はわざわざそんな事を伝えるために電話を?と驚いた。しかしそれと同時に、先生がこんなにも息子の事を見てくれていて、些細な事でも伝えてくれた事が嬉しくて、少し涙ぐんでしまった。何人もクラスの子がいる中、一人一人細かい事に気を配ってくれている先生の存在は本当にありがたい。この園に決めてよかったと改めて思った。今は息子も楽しんで園に通っている。
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発達障害を疑われた息子の未来を変えてくれた先生との出会い。
僕の息子の話です。
息子は、産まれてすぐから睡眠時間が短く30分~1時間置きに起きてしまいます。お昼寝もあまりせず眠気と戦って泣き叫ぶ日々。寝る時も同様、眠気と戦い泣きわめきます。抱っこでしか寝てくれず、泣き疲れて寝てくれるのをひたすら待つこともありました。とにかく手がかかる子です。言葉も遅めで歩くのもオムツがとれるのも遅い…音に敏感で大きな音が鳴ると恐怖でパニックを起こす。健診に行くたびに発達障害の疑いがある。妻の身体が限界な事もあり、2歳児健診で保育所に入ってみてはどうだろうと提案をされた。すごく不安でした。僕よりも妻が凄く不安だったと思います。自分たちが見てないところでちゃんとやっていけるだろうか…。妻の状態を考えると通わせるべきだと言う事になり、いざ登園。行きも帰りも玄関で大泣き。どんなに疲れても昼寝をしないしずっと抱っこだと言う。これが1ヶ月続いた時、担任の先生に呼び出された。「専門の機関に行った方がいい!この子は発達障害か何かの障害だ!!」。すごくショックでした。そして悔しかった。そこで保健師を通し児童相談所を通して専門の先生に診てもらう事、数回。色々なことを言われました。そこで更に妻のメンタルがボロボロになって行きました。診断結果を保育所に渡したタイミングで先生が新しくい方にかわりました。この先生が息子を変えてくれた方です。息子は、先生が大好きです。周りからの評判はあまりよくなかった先生ですが、息子が懐いた先生はこの人だけでした。人見知りもすごくする息子が懐いた人なら信じてみようと思いました。その日から、息子は玄関で泣くことが一切無くなりました。言葉も沢山話せるようになり、一人で出来る事が増えました。オムツもすぐとれ、昼寝もするようになり劇的に変わったんです。しかし先生も発達障害が気になると言うので支援を受けるよう言われました。この先生は全てをサポートしてくれると言ってくれたので心強かったのを覚えています。息子が6歳の時、通っていた保育所が閉所になり違う保育園に通うことになりました。入学前の一年間を新しい先生でスタートになるのが心配でした…。閉所と同時にまさかと思いましたが元担任の先生も赴任してきたんです!!息子の担任じゃなくても息子が頼れる人が居るだけで安心しました。周りに同じ人が担任になるのは異例な事だと言われたので高望みはしませんでした。担任発表が知らされた時は驚きました。また同じ先生がついてくれることになるなんて。残された1年の間に、これから先困らないようと色々な事を教えてくれてました。この先生のおかげでスムーズに一年生になる事ができ今の息子があるんだと思っています。心から感謝しています。 -
常に側にいて見守ってくれた保育士さんは頼もしかった
保育士さんの方々は親切にしてくれたから良い思い出しかないです。やっぱり子供が好きだから保育士さんは優しかったのだと思います。めったに怒ることがなくて温厚だった保育士さんは理想の大人だと感じていました。子供に合わせた言葉遣いをしてくれたからいつも話しやすかったです。毎日気分が良かったから行くのが楽しかったです。まるで家庭にいるような感覚になれたのも親身に世話をしてくれた保育士さんのおかげです。自由に好きなことをして遊べたから、最高の時間を過ごせました。家からは少し離れたところにあったのですが親に送り迎えをしてもらっていました。親とも仲良く話していた保育士さんは凄く性格の良い人でした。常に笑顔で私と遊んでくれてありがたかったです。私の安全のことをしっかり考えてくれていることが子供ながらによく分かっていました。保育士さんが常に側にいてくれるという安心感があったので、好きなだけ走り回ることができました。他の園児とけんかした時はすぐに仲裁してくれたから仲直りがきちんとできてよかったです。私は恥ずかしがり屋だったので最初は保育士さんと上手く話せませんでした。今思えばもっと保育士さんと触れ合いたかったです。新しく入ってきた園児がすぐに溶け込めるように気を使っていた保育士さんのことをずっと忘れられないです。
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発達が不安な息子の幼稚園探し
私の息子が幼稚園に入園する時のエピソードです。私の息子は幼い頃発達面に心配があり、明確な診断はなかったものの「落着きがない」「2歳で二語文しか喋らない」「石や砂を食べてしまう」等があり、発達障害を疑わざるを得ない状況でした。そんな中での幼稚園探し。地元の幼稚園は当時2年保育で、発達が心配な息子を早く集団に入れて刺激を与えたいという思いから3年保育の幼稚園を探しました。探し始めた当初は「空きがあれば入れるだろう」と安易な考えでしたが、その考えは見事に崩れました。ある私立幼稚園の園長先生は、落ち着きのない息子を見て明らかに怪訝そうな顔をし、2度目にお会いした時には「療育に通うことが入園の条件です」と言われました。たった数時間息子を見ただけなのに……。まだ2歳の息子は「右向け右」と言われると、必ず右を向かないといけないのか……と帰り道に息子の手を握り涙をぬぐいました。そんな時にインターネットでふと見つけた私立幼稚園。ギリギリ通える範囲で、少人数制の保育に惹かれ、親子で見学に行きました。一通り施設を見学した後、園長先生との面談がありました。私も主人も包み隠さず息子の発達面が心配であることをお話し、入園を断られる覚悟で「落着きがないので、特に年少のうちは運動会などは厳しいかもしれない」と話をしました。すると園長先生は「お母さん、何を言ってるの?動かない子どもなんて逆に怖い。人形じゃないんですから!」と笑い飛ばし「子どもが落着きがないのは当たり前!指示に従うだけの子どもなんて子どもじゃないですよ」と仰ってくださいました。その言葉で私たちはその幼稚園に入園を決め、息子はのびのびとした優しい先生方と色々な性格のお友達に囲まれて3年間を過ごしました。そんな息子も、もう6年生。まだまだ心配は尽きませんが、素晴らしい幼稚園に恵まれたおかげで、人一倍優しい男の子に成長しました。あの時の園長先生のお言葉は、今も私の中で大きな支えとなっています。
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喜んでくれた幼稚園の先生
私が幼稚園の頃に先生との嬉しい経験は、運動会の練習の時のことです。大きな棒をお友達4人で持って走り、コーンをぐるりと一周してゴール地点まで走るという競技だったのですが、私は一番外側だったのでコーンを中心に折り返すときに余計に急いで走らなければいけません。焦ったのと棒を離してはいけないという思いで、途中でズサーっと派手にこけてしまい、膝から下を擦りむいてしまいました。その時は痛さより恥ずかしさでしょんぼりしたのを覚えています。職員室に連れて行ってもらい、擦りむいた部分を消毒してもらいました。その時、園長先生が私の目線まで小さくかがんで優しく「大丈夫よ」と言ってくれたのを覚えています。しかし翌日、翌々日と運動会の練習を休んでしまいました。その次の日はもう運動会本番でしたが、またこけてしまうのではないかという恐怖で不安でした。「でも明日はもう本番だし…」と小さいながらにも決心を固めて練習に合流した時、隣の組の先生が「あっ!〇〇ちゃん!来たね!よーし!がんばるぞ!」と言ってとても喜んでくださり、抱っこしてくれました。その先生と言葉を交わすのはその時が初めてだったので妙に照れてしまい、顔が真っ赤になりました。そしてドキドキが止まらぬままスタートの旗が上がり、それはもうとにかく一生懸命に走りました。何も聞こえず自分の荒い呼吸だけが耳に残っています。そして無事にこけることなく走ることができました。あの時、抱っこして大喜びしてくださった先生にとても感謝しています。
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食育体験で保育園の先生とお買い物
娘の通う保育園は小規模園なので、一人ひとりへの対応がとても行き届いています。園で1番大きい2歳児クラスでは積極的に食育を取り入れており、調理前の野菜や果物を実際に見たり触ったり、ミニトマトの栽培や収穫を体験させてくれていました。中でも驚いたのは、その日のおやつを作るだけでなく、材料の買い出しから体験させてくれたことです。クラスのお友達は娘も含めて6人でしたが、3人ずつ日付を分けて担任の先生と近くのスーパーまで歩いてお買い物にいき、それぞれ担当の食材を決めて棚から見つけ、レジまで持って行き先生と一緒にお会計をしてもらう、その食材を園に持ち帰り給食の先生と調理をする、というものでした。その日のおやつを待っているみんなのためにお買い物を成功させるという責任感、自分たちが買ってきたもので自分たちの手で調理して食べるという達成感、どちらも味わうことができたようで、娘に「ご飯を作るって大変なことだよね」と声をかけると「うん、そうだね」と言っていました。食育の一環でここまで手をかけてくれるのは小規模園ならではじゃないでしょうか。娘もこの日をとても楽しみにしていたようで、大好きなお友達と先生とお買い物に行った、おやつを作っておいしかったと喜んでいました。