私の子どもがお世話になった幼稚園を卒業する時の話です。私の娘は小学生になる喜びと不安、そして何よりも大好きなお友達や大好きな先生とのお別れの気持ちでいっぱいだったようです。いざ卒園式を迎えると寂しさでいっぱいになったようで朝から泣き出してしまいました。小学校でも一緒になるお友達はたくさんいたようなのですが、クラスの先生とのお別れが一番寂しかったようです。卒園式を終えていよいよお別れの時でした。先生が子どもたちみんなにお手紙と手作りのおまもりをプレゼントしてくれました。子どもたちはみんな喜んでいて、私の娘も大喜びでした。あれから数か月が経ち、私の娘は元気に小学校に通っています。そしてランドセルにはあのおまもりがずっとつけられています。娘は、先生からもらったおまもりはずっと宝物で、これからもずっと一緒にいるんだと言っています。私は仕事で忙しく、あまり幼稚園の行事には参加できず、先生とはあまり関りがありませんでしたが、園児一人一人を大切にして、みんなに本当に大切なものをくれた先生が娘の先生になってくれて本当に良かったと思います。私自身、忘れかけていた大切な気持ち、思いやり、感謝、そして出会いの尊さを忘れずに生きていきたいと思います。私たち家族が先生からもらった、大切な宝物の話です。
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