今年、末っ子甘えん坊の息子が幼稚園に入園した。面接の時から名前は言えない、先生の顔を見れない、お話できない等心配事は山のようにあった。それでも希望の幼稚園に入園できる事になり、入園式に向けて幼稚園の楽しさをなんとか伝えようとした。迎えた入園式当日は朝からてんやわんや。制服着たくない。行きたくない。なんとか連れて行ってもずっと泣き叫んで不機嫌で上履きも履けない。周りにも何人か泣いてる子はいたが、息子ほどではなかった。これからの息子の幼稚園生活はどうなるのか不安でしかなかった。しかし、思ってたより馴染むのは早かった。友達もできて楽しく遊べるようになったのか、入園して1ヶ月もする頃には早く幼稚園に行きたいと言うほどになった。息子の通う幼稚園は英語や体操、音楽指導等に力をいれていて、園生活に慣れてきた頃から徐々に始まっていった。しかし息子は教室のすみでじっとして、園の活動に参加しようとはしなかった。それでも回を重ねる度、担任の先生が声をかけてくれて「今日は少し参加できましたよ!」「今日はこれができるようになりました!」と送迎時に話してくれて、少しずつ参加できるようになってきた。ある日、いつものようにお迎えに行き、今日はこんな活動しました、と報告を受けて帰宅した。その日の夕方、園から電話が。息子が何かしでかしたのか!?と不安に思いつつ電話に出ると、担任の先生からだった。「先ほどお迎えの時にお伝えするの忘れてしまったのですが…」「すみません!うちの子何かやってしまいましたか?」「いえいえ、そういった事ではなく。今日息子くん、体操の時間を最初から最後まで参加できたんですよ!初めて全部参加できたので私も嬉しくて、お母さんにお伝えしなきゃと思っていたんです!すみません、お伝えするの忘れてしまって。」私はわざわざそんな事を伝えるために電話を?と驚いた。しかしそれと同時に、先生がこんなにも息子の事を見てくれていて、些細な事でも伝えてくれた事が嬉しくて、少し涙ぐんでしまった。何人もクラスの子がいる中、一人一人細かい事に気を配ってくれている先生の存在は本当にありがたい。この園に決めてよかったと改めて思った。今は息子も楽しんで園に通っている。
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